WSJT-X/JTDXとHAMLOG(Ver5.32~)の連携

Tuerbo HAMLOGが2021/01/09付でVer5.32にバージョンアップされていたので、適用しました。
Ver5.31(2020/11/16) で、表示メニューに「WSJT-X~ALL.TXTを表示」が追加されて、WSJT-XやJTDXの受信メッセージ(ALL.TXT)をリアルタイムに表示するようになっていました。
Ver5.32では、更に進化して、「wsjtx.logの交信結果を入力ウインドウに自動転送する」機能が追加されました。
この機能を使えば、JT_Linkerを使わなくても済みそうです。

JT_Linkerはとても便利なプログラムですが、初心者には設定が難しいようで、このブログの昔の記事「WSJT-XとHAMLOGを連携するJT_Linkerのインストールと設定」を見て質問をしてくる方がいらっしゃいます。また、JT_Linkerを立ち上げておくのを忘れる事も多いです。
JT_Linkerを使わなくて済めば、WSJT-XまたはJTDXとHAMLOGだけインストールしておけばHAMLOGへログの自動転送ができるので、とてもシンプルになり、これからFT8を始める方のハードルが低くなりそうです。

前置きが長くなりましたが、HAMLOG Ver5.32とJTDXの連携方法について書いておきます。WSJT-Xでもほとんど同じなので、両方を対象に書いておきます。

1. HAMLOGの設定
HAMLOGを起動してALL.TXT画面を表示します。
 表示-->WSJT-X~ALL.TXTを表示

HAMLOG1.png
最初はWSJT-XのALL.TXTが開かれます。(WSJT-Xを動かしたことが無い場合は候補のファイルの場所が表示されるようです。)
WSJT-X 2.3.0-rc2はALL.TXTにタイムスタンプが入らないというバグがあるので、私のALL.TXTは以下のようになっていました。WSJT-X 2.3.0-rc3で修正されたので、rc2の方はバージョンアップしてください。
HAMLOG2.png
WSJT-Xの場合はこのままで次の設定に進みます。
JTDXの場合はJTDXのALL.TXTを表示するようにします。
 ファイル-->ALL.TXTを開く
HAMLOG5.png
最初はWSJT-XのAppDataフォルダーが開くので、一つ上のAppData/Localへ移動します。
HAMLOG10.png
JTDXのAppDataフォルダーを選びます。
HAMLOG11.png
 JTDXのALL.TXTを指定します。
HAMLOG3.png
JTDXのALL.TXTは毎月「年月_ALL.TXT」名で新しいALL.TXTが作られるので、今月のALL.TXTを指定してください。
月が替わるたびに指定し直す必要があるので、ちょっと面倒ですが、設定を忘れてもログの自動転送はwsjtx.logからなので大丈夫です。
(機能追加で、JTDXの場合は起動時に自動的に最新のALL.TXTを開いてもらえると嬉しいですね。)

これで、JTDX(WSJT-X)の受信メッセージがリアルタイムに表示されるようになります。
HAMLOG4.png
ALL.TXT表示画面ではHAMLOGユーザーかどうかが分かります。メッセージをダブルクリックすると送信局がHAMLOGの入力ウインドウに転送されるのでHAMLOGの情報を見る事が出来ます。

次にALL.TXT表示画面で、ログの自動転送の設定を行います。
 表示-->表示モードとリンク設定 
HAMLOG6.png
 [更新結果を入力ウィンドウへ転送する] をチェックします。
HAMLOG7.png
[戻る]で設定終了です。
以上で、JTDX(WSJT-X)のログがHAMLOGへ自動転送されるようになります。

2. 使い方
HAMLOGはALL.TXT表示画面を表示した状態で動かしておきます。
Shiftキーを押しながらALL.TXT表示画面を表示すると次回からALL.TXT画面が自動起動します。

(ALL.TXTの自動起動をやめるには再度Shiftキーを押しながらALL.TXT表示画面を表示します。)

JTDX(WSJT-X) で交信が終わって、LOG確認画面で[OK]を押すとHAMLOGの入力ウインドウに自動転送されます。
HAMLOG9.png
[Save] でHAMLOGのログに書き込みます。簡単ですね。

これなら、初心者でも簡単に使えそうです。
ただし、しばらく使っていると前のQSOのName、QTHの情報が残る事がありました。まだ、不安定なのかも知れません。
(1月21日追記 その後、2日間使ってみましたが問題は起きませんでした。評価で設定をいろいろいじって試していたせいかも知れません。)

(おまけ)
私の場合、WSJT-XとJTDXを切り替えて使っているのと、JTDXはIC-7000M、IC-7300M、IC-9700の3つのJTDXを同時起動できるようにしています
このため、ALL.TXTとwsjtx.logが4つあるのでHAMLOGのログ情報自動転送機能は使いにくいです。引き続き JT_Linker を使う事にします。
(すべてのwsjtx.logにハードリンクを張れば可能ですが、複雑になるのでJT_Linkerの方が管理しやすいです。)
しかし、新たにFT8を始められる方のお手伝いをする場合は、HAMLOGのログ情報自動転送機能をお勧めしようと思います。




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この記事へのコメント

ja4eck
2021年01月20日 16:39
いつもありがとうございます。明日にでもゆっくりやってみます。いままでJTlinkerがうまく動かない時があったり、起動をしていないこともありました。それとWSJT-XをJTDXにしたときつまずきました。いまはいい時代ですがなかなかついていけなくて、JOEさんのおかげで何とかです。
JA4JOE
2021年01月21日 17:46
>ja4eckさん
HAMLOGの新機能良いですね。
HAMLOGで交信ログを転送するようにして使っていますが、問題なく使えています。
あと、7.041MHzで出ている局をみると、hQSLユーザーが結構いますね。HAMLOG E-Mail QSLは使った事がないですが、使われているようです。
eQSL.ccが英語なので日本製が良いという人がいるのかな。