FTDX101MP FT8 通信の設定
今日は雨で百姓は休みです。
昨日、またローカルさんのFT8通信開始のお手伝いをしました。
「FT8を始めたいので手伝って」との事で、昨日昼から自宅に伺って一緒に作業しましたが、このローカルさんのリグはFTDX101MPです。(うらやましいですね。)
事前にFTDX101MPの設定情報をネットで調べましたが、情報が少なくて簡単に書いたものしか見つかりませんでした。
せっかくなので、今回設定した内容を掲載しておきます。
ただし、短時間で設定して動作確認しただけなので、間違っているところがあるかも知れません。(私のリグでは無いので質問もしないでね。(笑))
ローカルさんのFTDX101MPです。

おまけでもらった? 24インチLCDモニターが付けてありました。

本体のLCDも十分大きいので外部モニターは要らないと思います。パソコンがノートパソコンだったので、HDMIケーブルを手に入れてノートパソコンの2台目モニターとしてつなぐことをお勧めしました。(^^;
事前にファームウェアのバージョンを確認していただきましたが、2020年4月の最新版になっていました。
ファームウエアバージョン (2020/4)
・MAIN : V01-14
・DISPLAY : V01-06
・IF DSP (MAIN DSP/SUB DSP) : V01-05
・SDR (MAIN SDR /SUB SDR) : V02-03
なお、今回 MODE-Uで使う事を前提で設定しましたが、以前のMODE-Uには不具合があってFT8で使えなかったようで、2020年3月版で不具合が修正されたらしいです。
FTDX101は昨年初めに発売だったはずですが、FTDX101でFT8をやる人が少なかったのか八重洲がFT8なんて後回しと思っていたのか、不具合修正までずいぶん時間がかかっていますね。
そう言えば、オペレーションマニュアルにもDATA-Uの話が無かったです。
FTDX101MPの設定は、[FUNC]ボタンを押して設定します。以下、設定した内容を写真に撮ったので載せておきます。
また、初期値から変更した項目を書いておきます。
[RADIO SETTING] MODE PSK/DATA
・LCUT FREQ 200Hz
・HCUT FREQ 3500Hz
・DATA OUT LEVEL 50 (受信レベル? 後で調整)
・TX BPF SEL 50-3050Hz

・DATA MODE SOURCE REAR
・REAR SELECT USB
・RPORT GAIN 8 (送信レベル 後で調整)
・RPTT SELECT RTS

[OPERATION SETTING] GENERAL
・CAT RATE 19200bps

以上でFTDX101側の設定を終えて、パソコンにJTDXをインストールしました。
JTDX側のリグ依存する設定を載せておきます。
まず、デバイスの状態です。

サウンドデバイスは「USB AUDIO CODEC」がFTDX101です。他に無いので分かりやすいですね。
シリアルポートはCOM6とCOM5の2つがあります。
昨日は分からなかったのですが、今日、「FTDX101D/FTDX101MP CATオペレーション リファレンスマニュアル」をネットで見つけて、調べるととちゃんと書いてありました。
Enhanced COM Port CAT通信
Standard COM Port TX制御(PTT、CWキーイング、FSK制御)
昨日は分からなくて、手間取ってしまいました。
JTDXの設定のRadioの内容です。(日本語に切り替える前に設定したのでキャプチャ画像が英語のままでした。(^^;)

Rigは「Yaesu FT-DX101D」にしました。
最初、CAT ControlのSeril PortとPTT PortをCOM5にしたら[Test CAT]がうまく行かず、送信したままになって、リグの電源を切る羽目になりました。(@_@)
CATをCOM6、PTTをCOM6だと、[Test PTT]が駄目で、いろいろ試行錯誤して、それぞれCOM6とCOM5にしました。(^^;
ICOM機は同じポート番号でCAT通信とPTT制御を行うので、まさかポート番号が違うなんて思いませんでした。
Baud RateはFTDX101のCAT RATEで設定した速度です。
Modeを[Data/Pkt]にしましたが、JTDXを立ち上げると自動的にDATA-Uになります。
Audio(オーディオ)の設定内容です。

分かりやすいようにWindows10のサウンドコントロールパネルでデバイス名をFTDX101に変更してあります。
JTDXの他の設定は私のブログの「FT8 運用開始ガイド JTDX+BktTimeSync+eQSL.cc+JT_inker+HAMLOG/IC-7300」を見ながら同じ設定をしました。(ブログの内容と最新のJTDXで少し違いがありますが、追加された項目はデフォルトにしました。)
以上でJTDXの設定を終えて、送受信のレベル調整をしました。
受信レベルはパソコン側を50のままだと、受信レベル(JTDXの表示)が70dB以上になっていたのでパソコン側を8に、FTDX101側のDATA OUT LEVELを10にして40dBくらいにしました。
送信レベルはパソコン側を50でFTDX101側のRPORT GAINを25にしました。この状態でJTDXのPwrスライダー80前後で200W出力になりました。

パソコン側受信レベルは8にしました。

もう少し時間をかけて調整したほうが良いと思いますが、とりあえずこの状態でレベル調整を終わりました。
次にJT_Linkerをインストールしましたが、最初、HAMLOGからリグ接続されていたので、HAMLOGからのリグ接続はオフにしました。
以上で実際にQSOしてみました。
なお、ローカルさんは事前に申請書の「備考」に「デジタルモードのため付属装置(PC)を追加する。」と書いた届出申請を総務省 電波利用 電子申請・届出システム Liteで出されています。
最初、上の方のDFが受信できていませんでしたが、調べるとR.FILが1.2kHzになっていました。3kHzにしたら、DF 3000Hzまで受信できるようになりました。
送信は、Pwrスライダーで調整して50Wくらいで送信しました。
21MHzでフィリピン局がCQを出していたので呼んだら応答があり、1stQSOはDXでした。(^^;
事前に登録しておいたeQSLへの電子カード発行とHAMLOGへの連携もうまく行きました。
その後、数局と交信しながら使い方をレクチャーして終了しました。
途中、設定で手間取ったところもあって5時前までかかりました。
お礼にビールをいただいてきました。m(__)m
昨日、またローカルさんのFT8通信開始のお手伝いをしました。
「FT8を始めたいので手伝って」との事で、昨日昼から自宅に伺って一緒に作業しましたが、このローカルさんのリグはFTDX101MPです。(うらやましいですね。)
事前にFTDX101MPの設定情報をネットで調べましたが、情報が少なくて簡単に書いたものしか見つかりませんでした。
せっかくなので、今回設定した内容を掲載しておきます。
ただし、短時間で設定して動作確認しただけなので、間違っているところがあるかも知れません。(私のリグでは無いので質問もしないでね。(笑))
ローカルさんのFTDX101MPです。

おまけでもらった? 24インチLCDモニターが付けてありました。

本体のLCDも十分大きいので外部モニターは要らないと思います。パソコンがノートパソコンだったので、HDMIケーブルを手に入れてノートパソコンの2台目モニターとしてつなぐことをお勧めしました。(^^;
事前にファームウェアのバージョンを確認していただきましたが、2020年4月の最新版になっていました。
ファームウエアバージョン (2020/4)
・MAIN : V01-14
・DISPLAY : V01-06
・IF DSP (MAIN DSP/SUB DSP) : V01-05
・SDR (MAIN SDR /SUB SDR) : V02-03
なお、今回 MODE-Uで使う事を前提で設定しましたが、以前のMODE-Uには不具合があってFT8で使えなかったようで、2020年3月版で不具合が修正されたらしいです。
FTDX101は昨年初めに発売だったはずですが、FTDX101でFT8をやる人が少なかったのか八重洲がFT8なんて後回しと思っていたのか、不具合修正までずいぶん時間がかかっていますね。
そう言えば、オペレーションマニュアルにもDATA-Uの話が無かったです。
FTDX101MPの設定は、[FUNC]ボタンを押して設定します。以下、設定した内容を写真に撮ったので載せておきます。
また、初期値から変更した項目を書いておきます。
[RADIO SETTING] MODE PSK/DATA
・LCUT FREQ 200Hz
・HCUT FREQ 3500Hz
・DATA OUT LEVEL 50 (受信レベル? 後で調整)
・TX BPF SEL 50-3050Hz

・DATA MODE SOURCE REAR
・REAR SELECT USB
・RPORT GAIN 8 (送信レベル 後で調整)
・RPTT SELECT RTS

[OPERATION SETTING] GENERAL
・CAT RATE 19200bps

以上でFTDX101側の設定を終えて、パソコンにJTDXをインストールしました。
JTDX側のリグ依存する設定を載せておきます。
まず、デバイスの状態です。

サウンドデバイスは「USB AUDIO CODEC」がFTDX101です。他に無いので分かりやすいですね。
シリアルポートはCOM6とCOM5の2つがあります。
昨日は分からなかったのですが、今日、「FTDX101D/FTDX101MP CATオペレーション リファレンスマニュアル」をネットで見つけて、調べるととちゃんと書いてありました。
Enhanced COM Port CAT通信
Standard COM Port TX制御(PTT、CWキーイング、FSK制御)
昨日は分からなくて、手間取ってしまいました。
JTDXの設定のRadioの内容です。(日本語に切り替える前に設定したのでキャプチャ画像が英語のままでした。(^^;)

Rigは「Yaesu FT-DX101D」にしました。
最初、CAT ControlのSeril PortとPTT PortをCOM5にしたら[Test CAT]がうまく行かず、送信したままになって、リグの電源を切る羽目になりました。(@_@)
CATをCOM6、PTTをCOM6だと、[Test PTT]が駄目で、いろいろ試行錯誤して、それぞれCOM6とCOM5にしました。(^^;
ICOM機は同じポート番号でCAT通信とPTT制御を行うので、まさかポート番号が違うなんて思いませんでした。
Baud RateはFTDX101のCAT RATEで設定した速度です。
Modeを[Data/Pkt]にしましたが、JTDXを立ち上げると自動的にDATA-Uになります。
Audio(オーディオ)の設定内容です。

分かりやすいようにWindows10のサウンドコントロールパネルでデバイス名をFTDX101に変更してあります。
JTDXの他の設定は私のブログの「FT8 運用開始ガイド JTDX+BktTimeSync+eQSL.cc+JT_inker+HAMLOG/IC-7300」を見ながら同じ設定をしました。(ブログの内容と最新のJTDXで少し違いがありますが、追加された項目はデフォルトにしました。)
以上でJTDXの設定を終えて、送受信のレベル調整をしました。
受信レベルはパソコン側を50のままだと、受信レベル(JTDXの表示)が70dB以上になっていたのでパソコン側を8に、FTDX101側のDATA OUT LEVELを10にして40dBくらいにしました。
送信レベルはパソコン側を50でFTDX101側のRPORT GAINを25にしました。この状態でJTDXのPwrスライダー80前後で200W出力になりました。

パソコン側受信レベルは8にしました。

もう少し時間をかけて調整したほうが良いと思いますが、とりあえずこの状態でレベル調整を終わりました。
次にJT_Linkerをインストールしましたが、最初、HAMLOGからリグ接続されていたので、HAMLOGからのリグ接続はオフにしました。
以上で実際にQSOしてみました。
なお、ローカルさんは事前に申請書の「備考」に「デジタルモードのため付属装置(PC)を追加する。」と書いた届出申請を総務省 電波利用 電子申請・届出システム Liteで出されています。
最初、上の方のDFが受信できていませんでしたが、調べるとR.FILが1.2kHzになっていました。3kHzにしたら、DF 3000Hzまで受信できるようになりました。
送信は、Pwrスライダーで調整して50Wくらいで送信しました。
21MHzでフィリピン局がCQを出していたので呼んだら応答があり、1stQSOはDXでした。(^^;
事前に登録しておいたeQSLへの電子カード発行とHAMLOGへの連携もうまく行きました。
その後、数局と交信しながら使い方をレクチャーして終了しました。
途中、設定で手間取ったところもあって5時前までかかりました。
お礼にビールをいただいてきました。m(__)m
この記事へのコメント
MPのようなある意味フラグシップ機(もっと高いのもありますが私にとってはメーカーの代表機だと思いますし創業者のコールをつけているのもその表れのような気がします。)は通常あまり売れなくてもいいのかと思ったら市内でも結構手に入れている人が多いようでびっくりです。以前にも言いましたが他の金のかかる趣味に比べればあまり金のかからない趣味かもしれません。でも私は買えないし、いらないです。(ひがみあり。やるというならもらいます。Hi)
今回のSJHさんの他BEVさんもFTDX101MPらしいです。
自由が丘はお金持ちが多いですね。(笑)
EORさんも含めて某電子センターさんの売上に貢献していただいています。
この記事は半分EORさんのために書いたので、きっとFT8を101に移行されるでしょう。(^^;
FT8を楽しまれているようで良かったです。
南アフリカは私はまだです。アフリカはたまに見えますが、呼んでも取ってもらえません。
アンテナはやはりクランクアップ+八木の局に負けますね。
私は1.8MHzのLWを上げたのでDX交信をやりたいのですが、DXはちっとも見えないし、たまに見えて呼んでもまったく届きません。
EORさんもFT8をFTDX101にすれば、CAT制御になるので便利になりますよ。ぜひトライしてください。不明点は遠慮せず聞いてください。
私も「101」と思ったのですが「FTDX10」が発売されたので数回試聴して入手しました。FT8の設定は本ページの通りで「FTDX10」でも概ね間違いありません。気が付いた点を記しておきます。
CAT対応ポートですがEnhancedに設定しさらにPTTはCATにしますこれでうまく動作しました、(一つのポートで良いです)。
さらにHamLogにRS-232Cポートを指定しても問題ありません、JTDXとHamLogにCATを割り当てると以前は必ずコリジョンですぐJTDXがエラーを出して固まっていましたがそれが無くなりました、理由は不明です。(他の機種では未確認)
周波数情報を同時にアクセスしても良いみたいですね。
送信レベルについてですがJTDXのPwerスライダーを8分目(下から)の時RPORT GAINは50(ディフォルト)で使用しています。理由はリグ側のゲインを低くしてJTDX側を上げるとどうしてもALCが触れてスプラッタが発生します(画面で容易に確認できる)のでリグ側をある程度高くした方がベターでした。
またオーディオデバイス名の変更は大変便利です、複数のリグを接続(私は7300とDX10)していると一目瞭然で分かりやすいですね有難うございました。
FTDX10の情報をありがとうごいます。
PTT制御をCATにされているんですね。
送信レベルの設定はパソコン側とリグ側の配分が難しいですね。リグによって癖があるので、いろいろ試してみるしかない感じです。
「7300」と「DX10」を並べて使っています、ブログにFTDX10の評価(続編)を書こうとしています、基本性能はほぼ同じですがUSAのreceiver testで評価されているようにダイナミックレンジは「FTDX10」の方が「7300」よりかなり広く第3位となっています。全てのデータを見る限り1位の「FTDX101」と大差なく思えます。皆様が一番知りたいであろう「FT101DX」との比較を直接は出来ませんが評価を深めていけたらと思います。「FT101DX」のサブRXとVCTuneを省いたと考えればコスパに優れたリグと納得します。
なおJTDXとHamLogにCATを同時接続した場合特に不具合は無いのですがJTLinkerでのHamLogへの転送時にRSレポートがうまく転送されません。試行錯誤中です。
599を見させていただきました。
FTDX10はダウンコンバージョン方式SDRなので混変調特性が良いのが売りですね。
JA4EVHさんはUSBポートとRS232Cポートを使ってJTDXとHAMLOGの両方を使えるようにされているんですね。IC-7300でもHAMLOGのリグ接続をUSBシリアル変換ケーブルでDATA端子につなぐとJTDXと両方使えます。ただ、FT8の時は不要なので、HAMLOGのリグ接続は邪魔なのでOFFにしています。